きのう映画館に行きました。一人で行きました。スタジオジブリの新しい映画を見ました。
イギリスで先月からジブリの映画The Boy and the Heronが始まりました。日本語レッスンで映画の感想を聞きました。おもしろいと思った人と、おもしろくないと思った人と、まあまあだと思った人がいました。私はとてもおもしろいと思いました。
この映画にはジブリの古い作品や、世界のファンタジー作品を思い出す場面があります。
私が初めてジブリの映画を見たのは40年前です。映画を見ながら、私の40年の時間が、昔のジブリ映画の記憶と一緒になって、体の中でぐるぐるしました。
ストーリーも良かったです。少年と不思議な世界に行き、すてきな人たちと出会いました。宮崎駿みたいなおじいさんもいました。おじいさんは13個の石を持っていて、少年が1つもらって自分の世界に帰ります。「いし」はstonesの石の他に、違う漢字で、will 意志やlast wishes 遺志という言葉になります。宮崎監督のメッセージかもしれません。
私も映画館で見ました。日本語の音声とドイツ語の字幕だったので、ちょっと日本語練習できました。二十年以上に「天空の城ラピュタ」を観てから、宮崎さんと他のギブリの映画は大好きです。「君たちはどう生きるか」もとてもきれいだと思いますが、私にはすごくわかりにくかったです。見た後、「たぶん日本の文化をよく知ってる人はこの映画が私よりよく分かりますよね」と思いました。小野さんの石の説明はその一例ですね。私はこの映画をもう一回や二回見なければいけない、かもしれません。
マルセル・ヘス